「距離」

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                              2010,2,14 撮影

生き物には距離がある。
互いにそれを踏み越えたとしたら、
もう引き返せない距離がある。
そしてこの距離を踏み越えた者を待っているのは、
闘いか愛だ・・・・。
だが闘いは不幸か・・・、愛は平和か・・・・、
それは違う。
闘いも愛も同じものだ。
だから互いの距離を踏み出す者は、
その先に命さへも賭ける覚悟がなければ、
自分も相手も深い傷を負うだろう。
恐ろしかったら引き返せ、
傷つきたくなかったら逃げろ。
ただ・・・、いつも引き返せるとは限らないかも知れない・・・。
せっかく生き物として生まれたのだから、
生きている間に一回、二回、
その命の亡きものと思うようなことが無ければ、
もしかしたら生きていることが、確かめられない・・・・、
生き物とはそうしたものかも知れない・・・。
T・asada
このブログの記事は「夏未夕 漆綾」第二席下地職人「浅田 正」 (表示名T・asada)が執筆しております。

2件のコメント

  1. 「距離」

    木村昌福少将は、キスカ島撤退作戦で、強行突入を主張する部下たちに「帰ろう、帰ればまた来られるから」と言って帰投し、後に奇跡と言われたキスカ撤退作戦成功、帝国海軍最終日に、最後の海軍大臣米内光正の推薦で、中将となって退役。兄弟二人も海軍で病没と戦死。

    決断によって、今進行中の方や如何に。

    人生は縁起と縁滅であり、すべては取り返しが出来ない。

    1. ハシビロコウ様、有り難うございます。

      人間は距離が難しいのですが、私が取る距離は結構長いかも知れません。
      人を信用していながら、裏切られても悔やまない程度の限界に在って、この事から距離を感じる人も多いかと思いますが、特に田舎の広大な土地と付き合っている者としては、狭い中で多くの人間がいる状態は辛いかも知れません。

      コメント、有り難うございました。

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