「これまでも、今も、これからも」

もはや何も言いたくないが、これも日本民族の上に横たわる運命と言うものだったのでしょう・・・。
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そもそも今回の候補3国はそれぞれにオリンピックと言う、或る種の理想や希望を世界に与えられる国では無く、特に日本にはその資格が無かった。
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今後7年の間には間違いなく関東、東海、それに北近畿のいずれかが大きな地震に遭遇する。
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そして福島原発の汚染水漏洩問題は絶対解決できず、ここではオリンピックに対して原発問題そのものが禁句になっていくような嫌な事になる。
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その上で毎年関東、北関東では気象災害が発生し、もしオリンピック開催期間にこうした災害や地震が発生し、更には富士山などが噴火を始めたら日本政府が言うような「絶対安全」など吹っ飛んでしまう。
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日本は海外の選手達の安全を保障できない。
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安部政権は基本的に経済界に逆らえず、原発計画は推進されるだろう。
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これまでの彼の言動は行動と相反するその場しのぎの言動ばかりで、弁舌が立つことで言えば海部政権に良く似ているが、いずれにしても音声羅列の範囲を出ない。
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それに経済効果だが、残念ながら中東情勢は不安化し、EU経済は更に深刻化、結果的に日本は中国や韓国との関係を改善できない。
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またオリンピックによって半ば外に追いやられる東北経済は完全に破綻状態を向かえ、この中では日本で開催されるオリンピックへの関心は世界的に低いものとならざるを得ない事から、経済効果は思った程は伸びない。
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いやむしろかつて最悪のオリンピックとなる可能性も否定できず、ここでは世界に希望を与えるものとはなり得ない。
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更に、これから先オリンピックにすがって動いていく日本経済はオリンピックで先の消費を食い潰し、オリンピックが終わったと同時に経済的に行き詰まる事になるだろう。
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だが、これで良いのだろう。
きっと何かが破綻する時はこうしたもので、人の思いなどその大きな歯車の前には
どうにもならないものなのだろう・・・。
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太平洋戦争と同じで、これは日本の運命と思う以外に道は無い。
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「チェリーブロッサム」だが、最後に・・・・。
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東海村の原発事故、2007年の柏崎刈羽原発事故、それに福島原発事故は何だ、
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あれは夢の中の出来事だったのか・・・・。
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「日本はこれまでも、今も、そしてこれから先も放射能汚染の危険の中に有る」のではないか・・・・。
[本文は2013年9月9日、Yahooブログに掲載した記事を再掲載しています]
T・asada
このブログの記事は「夏未夕 漆綾」第二席下地職人「浅田 正」 (表示名T・asada)が執筆しております。