「空気振動発生報告」

2015年1月9日、石川県、富山県の一部で8時30分、同8時33分、同じく8時43分、それぞれに震度3から震度4クラスの空気振動を複数地点で観測しました。

空気振動は現在も続いている模様で、以後の記録は2015年1月9日、12時30分前後に報告致します。

一番可能性が高いのは火山噴火であり、これまでに同様のケースで霧島火山の噴火などが有りました。
関連性は不明ですが、比較的近い将来(3日前後)の火山噴火発生事前現象の可能性があります。
現在桜島が膨張を続けている事から、この方面の関係各位は充分な注意をしてください。

8時30分、小さな振動の後、大きな振動(震度3程度)
8時33分、小さな振動、中規模の振動(震度2程度)大きな振動(震度3程度)
8時46分、細かな振動の後大きな振動(震度4程度)振動時間が長い。
8時49分、小さな振動2回の後、中規模の振動(震度2程度)

2015年1月9日午後12時00分現在、同日8時49分を最後にその後「空気振動」は発生しませんでした。

空気振動は気象庁などでは「空振」(くうしん)と表記されますが、この発生原因は6つ有ります。
火山噴火に伴う噴火口の気圧変化に拠る空気ショック、隕石が大気圏に突入した場合の衝撃波、地震等の衝撃波振動、雷などの振動波、花火などの衝撃波、ジェット機などの加速時衝撃波ですが、これらの中で一番頻発するのがジェット機の加速振動です。

しかし、こうしたジェット機の音がその前後に聞こえなければ、ジェット機の加速振動の可能性は低く、花火などは時間がきまっていますし、雷はその前後の状況から判断できます。
そしてあらゆる他の原因が排除された中で残る空振現象の原因は隕石の突入音と火山噴火事前現象になります。

通常隕石突入衝撃の場合、1回ドーンと言う音が鳴るのが普通ですが、これが複数鳴っていて隕石の場合は、潮汐作用で崩壊した隕石の可能性が出てきますので、この場合はまるで太陽でも落ちて来たかと思うような摩擦発火が起きます。
摩擦発火現象が無く、小さいものを含めて数回発生する空振現象は、火山噴火に伴うものの可能性が一番高くなります。

気象庁では主な火山の付近に空振測定器を設置していますが、空振は火山から遠く離れた場所でも観測されます。

尚このページは「宏観自然災害予測情報」と言う書庫を作り、その中で順次新しい情報を上に記載し、古い情報を下に送る形で残して行きたいと思います。緊急時には記事トップに掲載する形にしたいと思います。

桜島近辺の方はくれぐれも今後の気象庁の情報などにご注意ください。

[本文は2015年1月9日、Yahooブログに掲載した記事を再掲載しています]

 

T・asada
このブログの記事は「夏未夕 漆綾」第二席下地職人「浅田 正」 (表示名T・asada)が執筆しております。