「夢の話」・2

金縛りは、極度の肉体的疲労、精神的疲労によって起きるとされているが、現実にはそれだけでは説明がつけられないものもあり、こうした状態は100の例の中に1つくらいは超自然現象が含まれていると考えた方がいいのかも知れない。
金縛りはうたた寝状態の時に起き易く、体が動かなくなり、声を発しているのだけども回りには聞こえていない。

金縛りが解けるのは体の一部、例えば指先でもいい、少しでも動けばその瞬間から解けていくが、一般に仰向けで寝ているか、枕の高い部分が首に近いところに当たっている状態で寝ている時に起きやすい。
金縛りは夢と現実が混同して起こることから、自分の部屋で夢の部分の黒い影が顕れることがあり、その恐怖は筆舌に尽し難い。
傾向として思春期から25,6歳までに多く、女性の場合は子どもを出産したら金縛りに会わなくなったと言う人もいる。
3歳くらいの男児に多いが、夜中突然起きて、どこか壁の一部を指差して泣き出す、と言うようなことが続くことがある。
この場合、その男児にはその部屋で何がしかのものを見ていることになるが、大人には見えないのは、現実と夢の境界が明確になっていない為で、年齢を重ねるごとに解消されていく。

またこれは余談だが、動物の行動はたまに注意して見て置いた方が良いだろう。
犬や猫は時々不自然な方向に視線を送っていることがあるが、例えば皆で食事中、猫だけが、逆方向に何かを追いかけながら見ている、しかしそこには何も無いという状態、これは実際に何らかの気配か磁気性のものがそこに存在している可能性があるからだ。
犬の視力は比較的弱く、もしかしたらカラーで見えていないかもしれないが、猫と同じで磁気や電気には反応する。
猫の視力は抜群で、しかも磁気を視覚的感覚で捉えているのではないかと言われているが、いずれにせよ人間には見えないものを見ているときがあり、こうした場合は注意が必要になる。

金縛りの対処方法、一人で寝ないこと、仰向けで寝ない、必ず右側を向いて寝る、手を胸の上に置かないなどの方法で解消されることがあるが、起きていても金縛りに会う場合は、分裂症を引き起こし易いので専門医に相談した方がいい。

「夢占い」
歯が抜ける夢は夢の中では最悪とされているので、出来るだけ行動は控える。

葬式の夢はその内容とは違い、比較的良いことがあるとされている。

水に入る夢はこれもそれほど悪い夢ではない。

お金を拾う夢はその内容に反して何かを失うか、既に失ったときに見ると言われている。

何かを貰う夢も、余り良くなくて、何かを失うと言われている。

友人知人に殴られる夢は、その友人知人との関係が近くなると言われている。

同じように怒られる夢も、何かが改善されていくとなっている。

花の夢は何か心配ごとがあるときに見ると言われている。

原始の地球の夢を見る時は、風邪を引く兆候、同じく恐竜やアンモナイトが動いている時代の夢も風邪を引きかけているときに多い。

親戚縁者の夢、基本的に夢に出てきた人が遠くなるものとされているが、病人の場合は他界する前に夢に出ることもあると言われているので、一度訪ねてみるべきだろう。

食べ物を食べている夢はやはり、何か失うか失った後に見ることが多い。

空を飛ぶ夢は、何かのストレスにさらされている可能性がある。

追われる夢は内容に反して割といい夢になる、事態が新しく展開していく兆しがある。

人間の脳は不思議な働きをしている。
例えば、寝ていても脳の一部は稼動していて、万一の危機に対処する仕組みになっている。
この場合視覚よりも聴覚が先に目覚め、しかも急速に覚醒させるため、音を大きく拾うのである。
うたた寝状態で、誰かが戸を開けたとき、普段ならそれほど大きな音に聞こえないのだが、ひどく大きな音に聞こえて目が醒めるときなど、まさにこうした脳の作用によるところだし、交通事故の瞬間などは普段の4倍以上の情報処理能力を発揮するためスローモーションのように見えるはずである。
だがそれでもどうしようもない時、体のダメージが著しく、もはや生命の維持が困難だと脳が判断した時、脳は痛みや苦痛を排除して安らかな夢のような感覚を用意する。
これが脳が感じる最後の感覚で、最強にして一生の間にただ1度しか発揮しない、この1度のために用意されているプログラムである。

T・asada
このブログの記事は「夏未夕 漆綾」第二席下地職人「浅田 正」 (表示名T・asada)が執筆しております。

4件のコメント

  1. 夢~現実~やっぱり夢?

    明るい日射しの中で、日向と日陰の境をヒラヒラ飛びながら、お気に入りの花を探して跳び回り、密を吸い、体中に花粉を付けて、満足の行くまで楽しむ。時には良い香りがして、異性に巡り会って、暫しの楽しみを共にする。夜になれば、木の葉の陰で隠れて鳥やコウモリに見つからないように、ひっそりと眠る。

    目が覚めて、いつものように、同じ天井を見ながら、手足を動かしてみて、昨日と同じように動くことを確認して、耳を澄ませて外の鳥のさえずりを聞く。昨日一日の事を思いだして、今日一日にすることを考えて起き上がって、又新たなる一日の始まりだ。そして、一日が終わって、眠りに落ちると、今日は朝から雨で、ジッと数時間堪えて、日が射して来たら、雫を払って、飛び立って、いつものようにお気に入りの花を巡って密を吸い、一日中草花の有る野原を跳び回り、夜になると葉の陰で休んで眠りに落ちる。

    自分は蝶なのか人なのか分からないし、どちらが覚醒しているのかも分からないが、どちらが夢でも、蝶でも人でもどちらでも良いと思っている、そんな事を考えながら、その内生は終わるのだろう~~♪

    1. ハシビロコウ様、有り難うございます。

      夢は不思議ですが、そこで殴られても痛い事には変わりが無く、ただし殺された場合はなぜか死んでいなかったりしますが、その代わりに目が醒める事になります。
      もしかしたら我々が現実と思って見ている世界も「死」と同時に何かから目が醒めて、次の世界での生活になるのかも知れませんね。そして夢は実際のところ良く解っていませんが、猫や犬、鳥に至るまで夢は見ているようです。
      こうした背景を考えるなら、夢は海馬などの旧脳から出ているものなのかも知れません。時々高熱を出した人が、ジュラ紀の風景を見たり、或いはゆっくり回転する宇宙を眺めていたりと言う事が有るようですが、これらは以前にどこかで見た画像の記憶なのか、或いは古代の記憶なのかは、どちらとも言えないものが有ります。確率的には以前に見た画像の記憶の方が圧倒的に多いのですが、そうとも言えない事例が少ないながらも存在します。多重人格の症例の中に混じる憑依現象も、どこかで同じくらいの確率かも知れません。

      コメント、有り難うございました。

  2. 今、AIとか言って、アメリカ人の中には2045年にはAIが人間の脳を凌駕して、と言う被害妄想か誤解をして居る学者も多そうだ。そう言う連中は、多分、脳のほんの一部しか未だ見ていない様だけれど、ラマチャンドランの「脳の中の幽霊」読んでみた方が良いかも知れない、少しはその深遠に触れることが有るかも知れない~~♪
    そもそも、記憶媒体の発達が、AIとも思えないし、脳より少し優れているのは計算能力ぐらいの物で、記憶と計算の囲碁ソフトが、名人に勝ったからと言って、多分、脳の機能の1%も占めていない性能だけを取り上げて居るようにしか思えない。別のアメリカ人も言っていたけれど、将来起こるかも知れない、火星の人口爆発を心配するような物の気がする。火星に移住する前に、地球でヒトが絶滅するのを心配した方が、未だマシな感じ。

    専門家は、頻繁に大きな間違いを平気で(笑い)やらかすが・・
    経済の専門家~コンサルタントが、大企業のみ成らず、中小の企業に、生き残りのために、中国進出を盛んに勧めいたが、見ているのは、止まっている経済統計だけで、中国に住んでいる人~民族はいつも一定していないが、古代から現代の習近平王朝も含めて、約束は平気で反故にするし、自分のためなら何でもして、大抵最初は、創業の功臣の粛清から始める。そのためなら嘘を吐くことに全く抵抗は無い、と言う民族性や歴史を全然知らないで、顔がやや似ているとい言う事だけで(笑い)、日本人と行動性向が、似ているという前提で、遣っていて、いつもストレスが高く、結果は失敗と言う事も多いが、自覚するまでに数十年掛かっている~~♪
    でもまあ、気付くだけ良いかも知れない。

    確かに大事故で、痛い内は、善し悪しは兎も角、生存の可能性が在り、最期の場合は、安心感が在り、満ち足りた様に感じる場合は、進化が人間に与えたご恩寵で有ろうかと思う。今は、進化途中では、考えられない事故が、発生して、そんな機構が働かずに、無茶苦茶悲惨な最期を迎える気の毒な人も増えているようにも思う。
    クワバラ、クワバラ~~♪

    1. ハシビロコウ様、有り難うございます。

      視覚は脳に拠って作られている事は、私も折に触れて書いている事なのですが、実はこのシステムは「記憶」との関連性が深く、人間の五感の内視覚を除く他の感覚も記憶を通る以上、どうしても視覚に変換されるか、関連付けられて組み立てられているだろうと思います。そして多くは自分の見たいものを見ていて、関心の無い事柄などはもしかしたら色すらも付いていないかも知れない。これを考えると視覚は記憶と言う事が解り易いと思います。
      またこれは後に金縛りの話でも出てくるかと思いますが、幽体離脱の感覚、これは自身の位置がどこに在るのかと言う感覚が不安定になる事を指していて、自身の位置が解らなくなる可能性を秘めています。自身の位置が解らなくなると言う事は、実は「死後の世界観」に繋がるものであり、自分の体を天井付近から眺めていて、更に遠くに離れて体が死んだ場合どうなるか、微弱電気信号の脳情報は閉じた実在しない場に閉じ込められ、そこを永遠に彷徨う事になるのかも知れません。そしてこれを称して死後の世界と言うなら、人間は死んでも自身は無くなっていないかも知れない。そして現代物理学は時間軸の流れが一定方向では無い事を突き止めていますが、この場合死後の世界の記憶から人間が誕生に向かって行く為、死後の世界は解明されるように思うかも知れませんが、多分これは不可能だろうと言う気がします。時間軸の流れ、物質の未来から過去の流れは存在しても、これが閉じた世界で有る場合は、初めから流れが無い為、知ることは出来ないと、私は予測したいと思います。人間は生まれて来る時の記憶を失って生まれる。これを考えるなら例え時間が逆に回っても「死の記憶」は知ることが出来ない・・・。

      コメント、有り難うございました。

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