「オルレアンの聖少女・Ⅴ」

だが1436年5月30日のことだった 突然ロレーヌ地方のメッスにとんでもない人物が現れる。 その女は何と自分をジャンヌ・ダルクと名乗ったのだ。 メッスの町は騒然となり、一目ジャンヌを見ようと多くの人が集まり、その中にはジ...

「オルレアンの聖少女・Ⅳ」

この義母ヨランド・ダラゴンはシャルル7世の実母ではなく、そうした意味ではシャルル7世が王にならなければ、自身の価値は全くない状態であった。 だから彼女はシャルル7世が王になってくれれば、それが最終目的だったのである。 そ...

「オルレアンの聖少女・Ⅲ」

その後シャルル7世はジャンヌと2人だけで話をすることになるが、ここでジャンヌが語ったことは、ジャンヌ自身が後の裁判でも一切語っていないので不明だ。 だがしかし、ここで1つの可能性として見えてくるのは、ジャンヌとシャルル7...

「オルレアンの聖少女・Ⅱ」

ジャンヌが生まれたのはフランス、ロレーヌ地方の片田舎、ドムレミー村と言うところだが、農民である父ジャック・ダルクと母イザベル・ロメの間には3人の男の子と2人の女の子が生まれ、ジャンヌが生まれたのは1412年1月6日のこと...

「オルレアンの聖少女・Ⅰ」

 絶対的な確信と、限りなく不安定な心はその者に同じものを見させる・・・。 . 人間は自分の目を信じてはならない、またその耳を信じてはならない。 なぜなら今見ている景色はもしかしたら真実の景色ではないかも知れない、もしかし...