楽如枝書「忠孝両不全」

  「忠孝両全」と言う言葉が在る。 逸話としては紀元前500年頃の「楚」の国で既に出てくる言葉では有るが、意味としては親孝行と忠義の本質は同じものである事から、親孝行を為す者は忠義もまた全うできると解釈される。...

「楽如・枝文」礼節と場

命を惜しんではならないが、不用意に失って良いものでもない・・・。 一人で座る時は壁を背にして自身の視界をを広く持ち、これは二人で座る時も同じであり、夫婦、恋人同士であっても決して並んで同じ方向を向いて座らない。 万一の時...

「市民と平等」・2

自由とは何か、これは難しい。 だがこうした言葉に統一性を持たせ、それを共通の概念として語ろうとしたとき起こってくるもの、それが「平等」と言う概念であり、結果として自由を規制する形のこの考えは「市民」思想から来る自由の均一...

「市民と平等」・1

現状批判、現状打破を主張した啓蒙思想、これらはしばしばフランス革命の発端として考えられる事が多いが、確かに啓蒙思想ではモンテスキュー、ルソーの政治的思想はフランス革命の中で大きな意味を持っている。 だがこの思想がフランス...

「一本のあぜ道」

田んぼのあぜ道は細く、それは1人が歩けば他の者は通れない。 だからそこには古よりの不文律がある。 すなわち子どもよりは大人が、そして田んぼの所有者が、また後から入った者より先に歩いている者に常に優先権がある。 が、しかし...