「市民と平等」・2

自由とは何か、これは難しい。 だがこうした言葉に統一性を持たせ、それを共通の概念として語ろうとしたとき起こってくるもの、それが「平等」と言う概念であり、結果として自由を規制する形のこの考えは「市民」思想から来る自由の均一...

「市民と平等」・1

現状批判、現状打破を主張した啓蒙思想、これらはしばしばフランス革命の発端として考えられる事が多いが、確かに啓蒙思想ではモンテスキュー、ルソーの政治的思想はフランス革命の中で大きな意味を持っている。 だがこの思想がフランス...

「一本のあぜ道」

田んぼのあぜ道は細く、それは1人が歩けば他の者は通れない。 だからそこには古よりの不文律がある。 すなわち子どもよりは大人が、そして田んぼの所有者が、また後から入った者より先に歩いている者に常に優先権がある。 が、しかし...

「言葉と言うもの」

数年前のことだが、何をどう間違えたか、そんな大幅な利益を上げてもいない私の所に税務署の調査が入ったことがあり、そのとき私は「こんなあばら家に住んで、車だってもう10年近く乗っている者を調べてどうする、他ではみんな高級車を...

「この空の下で・・・」

三界の狂人は狂なることを知らず 四生の盲者は盲なることを識らず(しらず) 生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終わりに冥し(くらし) これは空海の言葉だが、私は世の中で一番好きな言葉を1つだけ...