「借金取り」

新年早々暗い話題で申し訳ないが、まだ事業を起こして間もない頃、取り引きをしていた料亭が経営不振に陥り、そこへ品物を納品していた私は多分50万円前後だったと思うが、代金が一年経過しても貰えない状態になった時が有った。 少し...

「故郷」

私は多分、農業ではなく百姓をやりたい・・・ いや、そう有りたいと思っているのかも知れない。 米作りもこの30年ほどで随分変化し、あらゆる意味で合理的になったしセンスも良くなった。 農薬や肥料は稲が実る頃には米の中に全く残...

「懐かしき瞳」

その男はかつて私が友と信じた男だった。 彼は私の家が門徒となっている寺へ、関西で修行を終えた後婿入りしてきたのだが、当時年齢も近かった私達は共に絵や陶器が好きだった事も有ってすぐに仲良くなった。 そして一緒に陶器を焼く場...

「真実と現実」

「時間」と言うものには大まかに2つの概念が有り、1つは地球の自転速度を均等分割した「時間」と、もう1つは環境に措ける相対的時間と言うものだ。   凡そ200年ほど前の日本の時、「一刻」(いっとき)の概念は昼と夜...

「窓を開けよう」

毎朝決まって4時45分頃、一羽のカラスが「があー」と鳴きながら家の窓近くを飛んで行く。 いつもその少し前に目が醒めている私は、このカラスのひと鳴きで布団を上げ、そしてまず最初に納屋の窓を開けることから一日が始まる。 納屋...