「まだ戦争ではない」・Ⅰ

「ローゼン公使、本日を以って大日本帝国はロシア帝国との国交を断絶いたします」 明治37年(1904年)2月6日、ロシア帝国公使ローゼンを外務省に呼び出した外務大臣「小村寿太郎」(こむら・じゅたろう)は、手を後ろでに組んで...

「視覚と言う死神」

人間が持つ感覚の中で「視覚」が持つ影響力は一番大きい。 だがこの視覚と言う感覚を頼りすぎると、人間はどこかで「現実」を失い、しいては現実社会に「非現実社会」が出現してくることになる。 人間が本当の意味で滅ぶとき、それは戦...

「キラー言語」・1

おかしなものだが、言葉と言うのはその言葉に発しないところに本心があるものだ。 すなわち自身において既に決定しているもの、また相手がいる場合も相互に理解がなされているものは言葉にする必要がない、つまり言葉とは未熟な状態に対...

「国際連合」

「次からお前が家族分の小麦を受け取りに来い、いいな」そういって男は少女の胸と尻を粗末な服の上から撫で回したが、それに驚いたような顔をした少女に対してさらに男はこう言う、「いいかこのことは誰にも言うんじゃないぞ、もし誰かに...

「箸の頭」

箸の市場はその90%を福井県が握っているが、その中には輪島塗の箸も勿論存在する。   一般的な輪島塗の定義、これは輪島漆器商工業組合の定義が参照されるが、布を着せたもので、輪島地の粉が使用されているもの、天然漆...