「表裏比興」・Ⅲ

こうして真田信幸と徳川家との婚礼が決まり、それから後、真田は徳川配下の武将としての時代を迎えることになる。 しかし1598年9月18日、太閤秀吉がこの世を去ると、俄然天下は風雲急を告げることになっていくが、1600年7月...

「表裏比興」・Ⅱ

武田勝頼が岩殿城へ向かった事を知った真田昌幸、だがしかしそれからの昌幸の行動は早かった。 早めに降伏したものはその所領を安堵するとの織田軍の方針に、早々に降伏した真田昌幸は、今度は織田軍に組する事になるが、その織田信長は...

「表裏比興」・Ⅰ

「親方さまに言上つかまつる」 「これは大叔父殿、あらたまって如何なるご用向きにございますや」 「されば、此度ご本家嫡子、信幸殿のことにござれば、この戦国乱世にあって小国がもはや豊臣、徳川のいずれかに組してと言う時にあらざ...

避  諱 (hiki)

おそらく20代もほんの前半の頃だったと記憶しているが、私は同じ年代の女性から一通の手紙を貰ったことがあって、その手紙を読んで大変衝撃を受けたことがあった。 何とその手紙には「私」と言う言葉が一箇所も出てこないのであり、そ...

「江戸黒船大相撲」

「かくも獣の如く巨大な化け物が、野蛮人そのものの姿にて、獰猛に睨み会う様を見ていると、これが既に人間だとは思えない。 もはや野獣が血に飢えて対決するが如くの有様は狂牛とも言うべきものであり、その性質のみならず姿形に措いて...