「十字軍の轍を踏むな」

イスラムの教義はその初期とても寛容なものだった。 ユダヤ教が他の一切を認めなかったのに対し、一定の税の支払いや条件を満たせば他宗教も容認するほどの広さを持っていた。 また今世紀には突出した感の有る女性の身分の低さも、現実...

「人と言う字の形」

屍と言う文字の起源は「屍」から「死」を外した「しかばねの部」に有り、文字としては初期の象形文字から「甲骨文字」、「金文書体」まで「人」と言う字と粗同じである。 つまり屍と人は同じ表記をされていたのであり、この事から少なく...

「絶望の果てに」

日本が戦争を止める機会は幾度も有った。 しかしそこで止められなかったのもまた日本だからである。 徳川幕府の政策によって、250年と言う期間封建制度に支配され、その仕組みが国民生活の細部にまで及んでいた。 基本的に明治政府...

「敗 戦」

五摂関家は鎌倉期に成立したものだが、「九条」「二条」「一条」「鷹司」「近衛」の藤原氏の嫡流で公家の頂点に立った家柄を示し、この流れの中に「近衛文麿」(このえふみまろ)は存在した。 彼は元総理として昭和20年(1945)年...

「国 葬」

「日本と中国2千年の歴史に比べれば、両国間の不幸な時期など、ほんの瞬〈まばたき〉に過ぎない」 これは日本を訪れた際、日本政府首脳に語った「鄧小平」自身の歴史観である。 「鄧小平」とソビエト連邦の「ゴルバチョフ」は共に共産...