「所得の概念」

決して存在する事の無い「絶対価値」を仮定して需要と供給、そして所得との関係を見るなら、例えば景気が良くなって賃金が上昇した場合は「貨幣に拠る所得の上昇」が発生し、世の中の物価が下落して行った場合「需要に拠る所得の上昇」が...

「水で火を燃やす」

財政の概念は本来政府の経済活動を意味するが、民間経済活動への非干渉、或いは公共と言う見かけ上の公平性に鑑みるなら、政府単独の経済活動は自由経済の概念に相反する。 この為一般的に財政とは政府の活動に必要な財源の調達を意味し...

「それは始まっている」

因果律に措ける因と果は基本的にはひとつの流れで有り、これに境界を観る事は難しい。 人間は結果を一つの独立した形として認識する場合が多いが、結果に至るまでに既に結果の60%から70%が完成されていて、結果はある種のセレモニ...

「ユダヤ系経済とラテン系経済」

広く知られた事では有るが、「FRB」(アメリカ連邦準備制度)、日本の日本銀行に相当し、日本銀行より大きな権限を持つこの組織のトップ「連邦準備制度議長」は、歴代ユダヤ系が踏襲し、議長、副議長を含む7名の理事も殆どがユダヤ系...

「本当のインフレーション」

1973年、第4次中東戦争が勃発、同年10月にはOPEC(オペック・石油輸出国機構)が制裁措置としてイスラエルを支援する国家に対して石油の禁輸を決定、また石油の段階的減産を実施し、これに拠って世界経済は一挙に混乱し始めた...