「ナメクジのテレポテーション」

ナメクジ・・・と言えば大概みな顔をしかめるだろう。 だが公式記録ではないが、ドイツのある学者が残した研究レポートにナメクジに関するとても興味深い話が残っている。 秋になって間もないある天気の良い日、午後4時、何気なく風に...

「鎌鼬」(かまいたち)

見た目派手な割りには本人がそれほど自覚できない裂傷、ケガがある。 その名は「カマイタチ」これは基本的には裂傷だが、ひどい時には直径5cmに渡って肉がえぐれて骨が見えることや、まぶたなどではまぶたが取れてしまったように見え...

「坂道を登る車」

ヨハネスブルグで溶接業を営むA・カリルは、ある日、ヨハネスブルグからベリーニングに続く主要道に沿って、約10kmばかり続いている1つの丘のふもとへ入る道に自動車を止めた。 客と約束した刻限までにはまだ時間がある、天気も良...

「音楽は熱い!」

雪と言うのは面白いもので、風が無くて空から舞ってくるときは、クルクル回りながら落ちてきて、それはまるであっちにもこっちにも小さな白い妖精が踊っているような賑やかさがある。 だがこれが一度荒れてくると、全てが白い矢のように...

「ミンミン蝉の鳴く頃に・・・」

ぎらつく太陽、歩くと逃げていく舗装の水・・・。 頭上の小枝からはそれに追い討ちをかけるように「ミーン・ミンミンミンミ~」とけたたましい勢いで蝉が鳴く・・・。 何とも夏らしい風情だが、実はこのミ~ンミンミンと鳴く蝉、「ミン...