「未来」

かつて夢みたものは、それが叶ったのではない。 それらはみな、辿り着いたら崩れ去った・・・。 夢を一つずつ瓦礫にしながら、今もその崩れ去ったものの上に立つ。 あの山の向こうに何が在るのか見たい・・・。   いつも...

「破壊と創造」

芸術の世界に、民間の普通の工芸製品を新たな価値として認めさせ、この考えから芸術の世界に「民芸」と言う新分野を開いた陶芸の大家、「河合寛次郎」(かわい・かんじろう・1890年~1966年)はその芸術史観としてこのような話を...

「恋するカレン」

メリダ(スペイン)から少し山側に向かったところにあるこの酒場・・・と言うより昼間は食堂になっているのだが、大きな木の丸いテーブルが3つ、それに無理をすれば10人くらいが座れるだろうか、そう言うカウンターがあるこの店は、昼...

「弦楽六重奏曲第1番第2楽章」

この話は有名な話だから知っている人も多いかも知れないが、3Bと呼ばれる作曲家、バッハ、ベートーベン、ブラームスは連続する煌びやかな模様のような曲がバッハ、ゴッホの絵のようにダイナミックかつ繊細な曲がベートーベン、そしてレ...