「言語の崩壊と肉体の復活」

 視覚は確かに絶対的な情報であることに違いない。 人類が二足歩行を始めて以来、いやそれ以前から生物が持つ情報収集能力と、それを解析するシステムは、「視覚」をその情報と言うものの頂点に位置させて発展してきたことは疑う余地の...

「転校」

数年前のある日の事だが・・・・。 「おお、景気はどうだ」「いやー散々だな」 こうした挨拶が当たり前になってきたが、日曜日、久しぶりに知り合いのところへ遊びに行っていたら、そこの子どもで小学4年生の女の子が、「今日は午後か...

「状況の尊重」

https://youtu.be/QnsqBCSBW88 書は體を現し、體は心を映す。 現在ではパソコンのワードが主流になってしまったが、文字と言うのは文字そのものが最も大きな意味を持つ一方、それが書かれた状況と言うもの...

「侵入型重複人称」

我々の日々の行動は全て自分の意思決定に拠って為されているように見えるが、例えば仕事で人と面会しなければならない場合、そこには相手の都合と言うもう一つの意思が働き、友人との約束、恋人との約束もその共通の約束に拠って自身の行...

「後始末工学」

熱力学第二法則に措ける質の高いエネルギーに対する質の低いエネルギー、つまり相対的に劣化したエネルギーは、例えば電気を使って湯を沸かした場合、この沸かされた湯が劣化エネルギーである。 電気はそれで湯も沸かせれば他にも動力と...