「もう一人でも大丈夫さ・・」

春5月、暖かい陽射しの日だった。 車を出そうと車庫を開けた私の足元へ、転がりこむように走ってきたその白い塊は、勢い良く私の足にぶつかり、横になってコンクリートに頭をこすり付けるようにして嬉しそうにしていた。 白い猫・・・...

「私、殺し屋ですのよ」

1960年から70年代は一つの見方として「SF小説の時代」だったと思う。 勿論こうした時代、リアルタイムにそれを体験できたわけではないが、私はこうしたSF時代の後半を、かろうじて体験できた世代だったと思っている。 始めて...