「クレムリン物語」

メンデレーエフの元素周期表、この表の中の元素が全て国内に存在している国がある。 かつては社会主義に基づく軍事力で周辺諸国に圧力を加え、そして今は石油埋蔵量世界第2位、天然ガスでは世界第1位と言う、豊かなエネルギーによって...

「キラー言語」・2

だがやはり言語とは面白いものだ、こうしてフランスなどがキラー言語から守ろうとしている自国言語、しかしキラー言語と言う広域コミュニケーション言語は、こうした世界各地のコミュニケーションを円滑化し、そこから世界各国に「理解」...

「キラー言語」・1

おかしなものだが、言葉と言うのはその言葉に発しないところに本心があるものだ。 すなわち自身において既に決定しているもの、また相手がいる場合も相互に理解がなされているものは言葉にする必要がない、つまり言葉とは未熟な状態に対...

「社会担保の破綻」

1984年、創業者の山田光成に替わり、日本信販株式会社社長に就任した山田洋二は、社長就任直後に面白い話をしている。 「35歳の会社員、妻と子供2人は、それだけで十分に信用できる」 これは何のことだと思うだろうか、実はこれ...

「つくね芋の雲」

安政2年(1855年)10月2日(旧暦)の夕方、駒込白山下の質屋では、そろそろ日が暮れてきたこともあって、昼間は開けてある2階の部屋の雨戸を閉めようと、この店の丁稚が2階へ上がって行ったが、これがまた行ったきりでなかなか...