「長野県と岐阜県の方は注意してください」

正確には長野県中西部、岐阜県境付近の中、小規模地震に関してだが、2020年4月22日2時26分から始まった微弱、中規模地震はその後、2020年4月23日も続き、23日13時44分には震源付近で震度4の地震を観測した後、23日21時の段階まで微弱地震が続いている。

また同日20時47分には岐阜県美濃東部でも震度1の微弱地震を観測したが、仮に23日13時44分に発生した震度4の地震を本震とした場合、余りにも前後の余震、前震が多過ぎる。

この事から、最も高い可能性を考えるなら、御嶽山の火山噴火の予兆としての地震群が考えられるが、もう一つ、これらの微弱、中規模地震群は一定規模の大きな地震の前震の可能性も有り、震源の範囲も長野県から岐阜を跨いだりと言う具合で、震源の安定度も低い為、現在言える事は御嶽山の噴火と長野県中部から中西部、岐阜県中東部から東部にかけて、最大震度5から6クラスの地震発生確率が生じていると言う事で有る。

またこうした微弱地震発生が火山噴火に関係している場合、火山の噴火は微弱地震が始まってから96時間以内に発生し、大きな地震の場合は、微弱地震が始まってから72時間以内に発生する確率が最も高く、次に微弱地震が始まってから5日後の確率が高い。

また確率的には少ないが微弱地震が始まってから1か月後の確率も存在する。

更に23日20時47分に発生した微弱地震は濃尾平野北東部に位置し、この点から木曽山脈系、飛騨山脈系などの関係を考えるなら、或いは濃尾地方に発生する大きな地震の前震と言う可能性も有る。

この1週間ほど、長野県中西部地方、岐阜県中東部から東南部方面の方は、普段と変わった現象が起きていないか、注意して生活される事を希望する。

長野県中部、岐阜県境界付近微弱地震は、震源を少しずつ変化させながら、連続している。

何もなければそれに越した事は有りませんが、長野県と岐阜県境界付近、中部から南部の方々は充分警戒してください。

T・asada
このブログの記事は「夏未夕 漆綾」第二席下地職人「浅田 正」 (表示名T・asada)が執筆しております。