「祈り」

確か中央アフリカのキャンプだったと思うが、我々が滞在していたキャンプから少し離れたところに粗末ながらも修道院が建てられていて、6,7人のシスター達がやはり飢えて病気にかかっている人や、もう死期が迫っている子供達の看護に当...

「ホテル・カリフォルニア」

生まれ、また生まれ、死んでまた死ぬ。 生物はどうしてこうも果てしなく生と死の連鎖を続けるのだろうか、その生まれたきた意味は、存在することの意義は何なのか、三浦和義と言う人物を考えたとき、あらためてこうした思いを深くさせら...

「エレベーターが待てない」

めったに出かけない会合でのことだ・・・。 その会場はビルの4階会議室だったので、メンバーたちとエレベーターを待っていたが、これがまたなかなか降りて来なくて、やがてエレベーターの前はかなりの人だかりができた。 こういう場面...

「ナメクジのテレポテーション」

ナメクジ・・・と言えば大概みな顔をしかめるだろう。 だが公式記録ではないが、ドイツのある学者が残した研究レポートにナメクジに関するとても興味深い話が残っている。 秋になって間もないある天気の良い日、午後4時、何気なく風に...