「アザゼル」

聖書レビ記16章弟8節から10節にかけて「アザゼル」と言う言葉が出てくる。 この中で、司祭は2頭の山羊(やぎ)についてくじを引いて、1頭はヤハウェ(神)に、そしてもう1頭はアザゼルの為にとあり、神のために選ばれた山羊は生...

「タイミング破損」

木と木の接合と言う状況は「椀」や「盃」などの漆器ではその状況が少ない。 椀の球形の部分と高台(脚)の部分を別々に曳き、それを接合して得られる対費用効果は、これを同時に一つの木片から曳いた場合の強度的対費用効果に劣るからだ...

「危うさの美」

例えばパソコン画面の文字エディタで、文章の色を黒で表示している中に一部分だけ赤の文字表示を起こせば、そこは際立って見え、更にその赤い文字表示に規則性を持たせた配列をすれば、赤い文字は目立たなくなり全体に溶け込むが、この場...

「サマルカンド・紙の道」

中国において紙が初めて作られたのは後漢時代(105年)、宦官の祭倫(さいりん)が作ったとされているが、その紙がヨーロッパに伝わったのはそれから600年後の事だった。 751年、中央アジア(西トルキスタン)のタラス川の戦い...

「自分の演奏を手本としない」

物作りに措ける「物」の大きさと作られた物のディテールは、その製作者が置かれている環境に比例し、小さく向かうか大きく向かうか、或いは精緻に向かうか雑に向かうかの分岐点は「一般常識」と言う事になる。 それゆえ物を作る者は「普...