2022年6月19日15時8分、石川県珠洲市東北海岸付近〈北緯37・5度、東経137・3度〉を震源とする、震度6弱の地震が発生しました。
Mは5・2、震源の深さは10kmと推測されています。
こうした震源の浅い地震の場合、余震の数は多くなり、余震規模も地震発生直後から本震に匹敵する規模の余震発生の可能性があります。
玄関までの戸は、どこか1つでも構いませんので、暫くいつでも通れるように戸を開けて確保し、また室内に居る場合でも割れたガラスの上を歩ける程度の「靴」を近くに置いて、警戒してください。
これ以降は余震が発生する前、2秒ほど前には遠くから風が吹いてくるような、「ゴー」と言う音が聞こえ、余震が発生します。
こうした余震前の音に十分注意し、いつでも逃げられるようにしてください。
余震の傾向ですが、震度5付近の余震は4日以内に2回、震度4程度が4回、後は3以下の余震が2カ月ほど続く事になりますが、この震源に付いては過去に発生した珠洲市沖地震とは異なる為、余震が極端に少ない時、1カ月以内に同程度の大きな地震がもう1回発生する可能性が高くなります。
今後の余震傾向には充分注意して下さい。
また今回の能登半島地震含めて、以後中越沖、島根県や男鹿半島などで同程度の地震が発生し、その後数日の沈黙時期が出た場合、太平洋側で震度7の地震発生の確率があります。
日本海側での地震発生と言う事で、気を緩めることなく、今後の地震発生の傾向に注意してください。
最後に本通信では、珠洲市での地震発生の可能性に付いて、日本海溝のプレートが圧している為の1つの傾向で、最大でも震度5強くらいだろうと言う事を書いた記憶がありましたが、甘く油断した予測でした。
深くお詫び申し上げます。
能登半島珠洲市地震
時間 2022年6月19日15時08分
北緯 37・5
東経 137.3
M 5・2
深さ 10km
震度 6弱
天気 晴れ
風速 平均3m
津波 無し
[保勘平宏観地震予測資料編纂室第2120号連絡]
資料編纂記述責任者 保勘平宏観地震予測資料編纂室 浅 田 正