「虚を狭める」

この世は終わってみればまるで夢、幻の如く虚しい。 人の生きていた事など10年を待たずして忘却の彼方に追いやられ、その意味は全く存在しない。 が、その虚しいこの世、この命でも餓えれば辛く、傷を負えば痛い。 不思議なものだ・...

「水色のゼリー菓子」

もう10年にもなるだろうか、能登島のガラス工芸工房で修行を終えたばかりの若い女性と数回作品展をさせて貰った事が有り、それ以降連絡がなかったが、数日前に久しく電話が有り、「金継ぎ」(きんつぎ)を教えてもらいたいと言う婦人が...