「陰徳」

治於神者 衆人不知其功 争於明者 衆人知之   「墨子」 (神に治むる者は 衆人その功を知らず 明に争う者は 衆人これを知る) 昔、中国の「魯」(ろ)と言う国に「公輸般」(こうしゅはん)と言う天才的な技術者があり、彼はそ...

「穢れを祓う・大祓い」

古来日本では、罪と言うものは本人に内在するものと言うより、「穢れ」と言うものがそれを起こさせると考えられ、しかもこの穢れはまた新たな罪をを呼び、国家に降りかかる様々な災害は、こうした穢れから来る神の怒りであると信じられて...

「神社参拝・神拝作法」

古い時代の神道の考え方はその大まかなものは全て「禊」(みそぎ)へと通じている。 即ちここには人の「悪」を「穢れ」(けがれ)によるものと考え、神はこの穢れこそを嫌い、人は穢れを祓う事に拠って、正しきものとへ帰することができ...

「拘りは女を背負って」

むかし、二人の修行僧が旅をしていた。 彼等は一人は仏門の先輩、つまりは兄弟子で、もう一人はその後輩の弟弟子(おとうとでし)だったが、ある村に近付いたとき、先日来の長雨のせいだろうか、道に大きな水溜りができていて、衣の裾を...

「勝つと言う事」

AD(紀元後)200年、今から1800年ほど前の中国では「魏」(ぎ)蜀(しょく)「呉」(ご)と言う3つの国が互いに智謀策略を尽くし、覇を競っていた時代があり、この時代の三国の興亡を記したものが「三国志」であり、日本人にも...