カテゴリー: 哲学
「穢れを祓う・大祓い」
古来日本では、罪と言うものは本人に内在するものと言うより、「穢れ」と言うものがそれを起こさせると考えられ、しかもこの穢れはまた新たな罪をを呼び、国家に降りかかる様々な災害は、こうした穢れから来る神の怒りであると信じられて...
「神社参拝・神拝作法」
古い時代の神道の考え方はその大まかなものは全て「禊」(みそぎ)へと通じている。 即ちここには人の「悪」を「穢れ」(けがれ)によるものと考え、神はこの穢れこそを嫌い、人は穢れを祓う事に拠って、正しきものとへ帰することができ...
「拘りは女を背負って」
むかし、二人の修行僧が旅をしていた。 彼等は一人は仏門の先輩、つまりは兄弟子で、もう一人はその後輩の弟弟子(おとうとでし)だったが、ある村に近付いたとき、先日来の長雨のせいだろうか、道に大きな水溜りができていて、衣の裾を...