「民主主義の行方」

一般に西欧民主主義には3つの発展段階があると思ったほうが良いだろう・・・、第1の段階は19世紀の中頃までで、言わば「お金持ち仲良しクラブ・民主主義」とでも名づけようか、この段階の民主主義の特徴は議会の選挙権が資産、租税額...

「生命の単位」

生物と言うものを究極的に追い詰めていくと、それは細胞と言う単位にまで行き着くが、この細胞を探っていくと、非常に哲学的な概念が発生してくる。 今夜は一つ細胞から人間を追いかけてみようか・・・。 細胞を始めて顕微鏡で観察した...

「黒いストッキングの女」

1980年代、ある日のポーランド、ワルシャワ。 この数年前に旅したときはソビエト(現在のロシア)も、このポーランドもひどいものだった。 レストランがあって、やっと入ることができても、1時間以上待っても誰も出てこない、こち...

「女の確執」

ある雪の日、部屋を閉め切って物語りをしていると、一条天皇のお后の一人、定子は清少納言にこう言う・・・。 「少納言よ、香炉峯(こうろほう)の雪はいかならん」 これを聞いた清少納言は、さっと戸を開け、御簾(みす)をくるくると...

「終戦詔書」・2

昭和20年(1945年)7月16日、実はこの日、世界で始めてアメリカが原子爆弾の実験に成功した日だが、この翌日から開催されたポツダム会談は、事実上日本をどう処理するか、つまり戦争を終える機会を失っている日本に対して、どの...