「人と動物を繋ぐ影」・Ⅰ

おそらく人類全体が抹殺されるほどの事態が引き起こされるとしたら、それは地球か太陽、または宇宙空間上の僅かな変化によって起こってくるだろう。 しかしそれ以外で人類が未曾有の危機にさらされるとしたら、この地球で最も小さな生物...

「言語の崩壊と肉体の復活」

視覚は確かに絶対的な情報であることに違いない。 人類が二足歩行を始めて以来、いやそれ以前から生物が持つ情報収集能力と、それを解析するシステムは、「視覚」をその情報と言うものの頂点に位置させて発展してきたことは疑う余地の無...

「歩く・走る・・・」

「runner’s high」、ランナーズ・ハイと言う現象がある。 自分が無理だと自覚しない程度の速度で、5分から15分ほど走り続けると、心拍数や換気量が安定し、何故か気分が爽快になって来ることがある。 この...

「曖昧な境界」・Ⅱ

生物の生殖活動が常に「拡大」にあるのは、自然の在り様が常にそれを拒む状態にあると言うことで、ここで危険がなくなり生命存続の確率が高くなると、それに比例して生物の生殖活動は低下していく。 結婚の概念に関しても、産業革命によ...

「曖昧な境界」・Ⅰ

人間はその存在の中に、常に現状を守ろうとする部分と、その現状を壊そうとする部分の2つの相反したものを抱えながら生きている。 そして現状を維持しようとする性が女なら、その現状を壊そうとする性は男だが、人間は生まれる始めから...