「魚と米」

イギリスに端を発した産業革命は効率、利益、資本と言う具合に、その後の世界経済に一定の法則をもたらしたかに見えたが、今日の株式相場、世界経済を見るに、全ての経済理論は唯「雰囲気」を元にしたものに過ぎなかったようでもある。 ...

「転校」

「おお、景気はどうだ」「いやー散々だな」 こうした挨拶が当たり前になってきたが、日曜日、久しぶりに知り合いのところへ遊びに行っていたら、そこの子どもで小学4年生の女の子が、「今日は午後からお別れ会がある」と言って慌てて支...

「K氏の悲劇」

10年ほども前の話になるが・・・・。 K氏はある地方新聞社の記者だったが、3月にこのS市に配属されて3ヶ月、まだデスクに逆らえる年齢ではないが、それでもこんなニュースの少ない田舎で、何とか毎日記事を書いて総局へ送り、仕事...

3・「人は何を見ているか」

死の概念は旧石器時代中期、つまりネアンデルタール人が活躍していた頃からその形跡を見ることができる。 旧石器時代は100万年続く時代区分だが、ネアンデルタール人達が発生した中期は第3間氷期、つまり地球は温暖な気候だったが、...

2.「死とは何か」

動物、例えば身近な例を取れば、猫は死期が近づくと家から出て行くという話が多い。 これは自分の死骸を人目に晒さないためだと言われているが、カラスなどもこうした傾向にあって、滅多にその死骸が目撃されない、また野生の象はやはり...