「国防の現実」・Ⅰ

国防(national defense)と言う概念は、その国家の国民の生命、財産、領土、主権を外部の脅威から擁護することを主な目的としているが、第二次世界大戦以降の国際社会は、こうした防衛と言う一種受動的、若しくは「静的...

第二章「ポツダム宣言の拘束」

第二次世界大戦では1945年5月7日、ドイツが無条件降伏をした時点で、世界の注目は日本に集まっていた。 そしてそれはアメリカが勝つか、日本が勝つかの問題ではなく、もはや日本がどうしてこの戦争の収拾をはかるか、つまりどう言...

第二章「正義の基準」

そしてパレスチナでは現在国家としての要件である「政府」(Government)が存在しない状態となっている。 国際法上認められた、つまりアメリカとイスラエルが認める「ファタハ」と言うパレスチナ穏健派組織は、既にパレスチナ...