「郷社祭」(ごうしゃまつり)

石川県輪島市三井町本江(わじまし・みいまち・ほんごう)に所在する「大幡神杉伊豆牟比咩神社」(おおばたかんすぎ・いずむひめじんじゃ)の主要大祭が「郷社祭り」だが、同大祭は輪島市三井町仁行地区(わじまし・みいまち・にぎょう)...

「サマルカンド・紙の道」

中国において紙が初めて作られたのは後漢時代(105年)、宦官の祭倫(さいりん)が作ったとされているが、その紙がヨーロッパに伝わったのはそれから600年後の事だった。 751年、中央アジア(西トルキスタン)のタラス川の戦い...

「ええじゃないか」

1866年(慶応2年)この年、坂本竜馬の仲介で成立した薩長同盟は、一挙に討幕運動を加速させたが、この年の12月、討幕には反対だった孝明天皇が崩御、一部では討幕派の毒殺説も流れる中、翌年1867(慶応3年)には明治天皇が即...

「棗」(なつめ)

お茶の世界では道具の一つともなっている「棗」(なつめ)だが、その起源には二重性が存在している。 一つにはその装飾の時代的変化だが、例えば室町時代の棗には華美な装飾が施されたものが存在し乍、その後戦国時代末期には全く装飾を...

「政治と文化の関係」

古来より日本の文化はある種の独立性を持っていたが、それは大日本帝国憲法の天皇の輔弼事項でも同じことが言え、ここに「形無きもの」を誰かが所有、利用してしまう事を好しとはしない思想は、最終的には天皇家によって担保されていたと...