「仏教の成立」前編

インドのカースト制度、身分社会の成立初期段階、今から3000年前の形態は「バラモン」と呼ばれる僧侶階級が最上位で、宗教と学問をつかさどり、彼等が司祭する宗教を「バラモン教」と言い、この下に「クシャトリア」と言う武士、貴族...

「宗教改革と資本主義」

中世ヨーロッパで起こった宗教改革、それは乱れ堕落したカトリック教会に対する反発から始まったものだが、同時にそれまでの「神」の概念から新しい「神」の概念への変革でもあった。 新しい概念で捉えられることになった「神」、その考...

「正法眼蔵・古徳」

まず表題の「正法眼蔵」・・・これの読み方だが、(しょうほうげんぞう、またはしょうぽうげんぞう)と読み、この教えは道元の仏法の集大成と呼べるもの、その奥義について書かれている・・・これは一般の我々がいきなり学ぶには余りにも...

「火刑と火葬」

中世ヨーロッパ、互いに王権が勢力を持ってきたイギリスとフランス、この両国の発展はやがて激突へと繋がっていく、百年戦争(1337~1453)の勃発である。 この戦争の末期、フランス王チャールズ7世はその要衝オルレアンをイギ...

「正法眼蔵を見よ」

空海は生と死、生と滅の実際をこのように現した。 三界の狂人は狂なることを知らず。 四生の盲者は盲なることを識らず。 生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終わりに冥し・・・・と詠んで、「生をあき...