「所得の概念」

決して存在する事の無い「絶対価値」を仮定して需要と供給、そして所得との関係を見るなら、例えば景気が良くなって賃金が上昇した場合は「貨幣に拠る所得の上昇」が発生し、世の中の物価が下落して行った場合「需要に拠る所得の上昇」が...

「水で火を燃やす」

財政の概念は本来政府の経済活動を意味するが、民間経済活動への非干渉、或いは公共と言う見かけ上の公平性に鑑みるなら、政府単独の経済活動は自由経済の概念に相反する。 この為一般的に財政とは政府の活動に必要な財源の調達を意味し...

「2冊の本」

東京工業大学の教授なども歴任した「関英男」(せき・ひでお・1905年~2001年)工学博士がその複数の著書、または談話中で引用していた2冊の変わった本が有る。 今夜はこの2冊の本を巡るエピソードに付いての話にしようか・・...

「平等の破壊」

500万円を持っている人が6人、200万円を持っている人が2人、10万円しか無い人が1人、1万円札一枚しか持っていない人が1人の、合計10人が会派を作ろうとした時、会費の設定額で500万の人は5万円でも構わないと主張し、...

「みんじゃ・おつぎ」

過去、台所や台所の周辺を意味する地方言語は、少なくとも14くらいは存在したものと考えられているが、昭和末期まで残っていた言葉に「みんじゃ」と「おつぎ」と言う言葉があり、このうち「みんじゃ」は現在でも東北地方の一部で残って...